
1級建築施工管理技術検定の覚え方と勉強法
このブログでは、2024年を基準とした情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題されやすい問題の覚え方や、
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、
※暗記方法は試験対策の説明として御理解ください。
・耐火鋼(FR鋼)は、モリブデン等を添加して耐火性を高めた鋼材である。
【正解】
今回も、過去に出題された選択肢を覚えましょう。
もしも、同じ選択肢が出題されたらラッキーですし、言葉や数字を変えた選択肢が、間違えの選択肢として出題される可能性もあります。
だからこそ、しっかりと数値と用語の組み合わせを暗記することが合格への近道です。
覚え方は『ファイヤーに強いからFR鋼』です。
FR鋼→ファイヤー(fire,FIRE)に強いからFR鋼
本来の略称は、FR材(Fire-Resistant Steel)ですから、
あくまでも試験対策として覚えましょう。
予想されるひっかけ問題としては、単語名等を入れ替えて、SM材との混同を誘うパターンです。
モリブデンと合わせて◯M材いうワードが出てもガン無視できるように、しっかりと覚えましょう。
SS材とSN材の違いについては、NEWというキーワードでSN材の方が、今は主流というイメージで覚えましょう。
SS材 (Structural Steel)
SN材 (Steel New)
一般的な鋼材種類の解説
鋼材の種類について
鋼材は建設や製造業などさまざまな分野で広く使われる重要な素材です。
今回は、代表的な4つの鋼材、SS材、SN材、FR材、そしてSM材について一般的な範囲で説明します。
SS材(一般構造用圧延鋼材)
略称: SS材 (Structural Steel)
特徴: SS材は、一般的な構造用鋼材で、構造物にも使用されますが、その他にも自動車や機械部品など幅広い用途で使用されています。
主な特徴としては、コストパフォーマンスの高さと加工のしやすさがあります。
強度と靭性(じんせい:材料が変形や破断に対して抵抗する能力)のバランスが良く、多くの用途に適しています。
また、溶接性にも優れているため、さまざまな形状に加工可能です。
※SN材が登場する以前は、建築物でも広く使用されていました。例えば、阪神・淡路大震災以前となる1980年代より前の建築物では、耐震基準が現在ほど厳しくなかったため、SS材が主要な構造材料として用いられていました。
SN材(高張力鋼材)
略称: SN材(Steel New)
特徴: SN材は、高い引張強度(張力に対する抵抗力)が特徴で、自動車や船舶などの重量物を支える構造物に使用されます。
特に耐震性が求められる建物においては必須の鋼材です。
SN材は骨組みの塑性変形による地震エネルギーの吸収を考慮して規定されており、耐震設計において重要な役割を果たします。
また、高温で熱処理を施すことでその強度を高めることができ、耐疲労性や耐摩耗性にも優れています。
そのため、過酷な条件下でも使用可能なため、特に重荷を支える必要がある場合に適しています。
例として、阪神・淡路大震災以降、耐震性が重視される建物には必ずと言っていいほどSN材が使用されています。
FR材(耐火鋼材)
略称: FR材(Fire-Resistant Steel)
特徴: FR材は、その名の通り、高温環境での使用を想定して設計された耐火性に優れた鋼材です。
主に工場や高層ビルなど、火災リスクが高い場所で使用されます。
FR材は、高温下でも強度を保ち、耐火性能が高いため、火災時の構造物の崩壊を防ぐ役割を果たします。
また、この鋼材は、耐食性(さびにくさ)にも優れており、長期間にわたり安定した性能を発揮します。
SM材(一般機械構造用鋼材)
正式名称: 機械構造用炭素鋼(Steel for Machine Structural Use)
略称: SM材
特徴: SM材は、一般的には機械構造用に設計された鋼材で、主に機械部品や工具、シャフトなどに使用されます。
かつては造船にも使用されていた鋼板であり、リンと硫黄の含有比率が少なく、溶接性に優れているのが特徴です。
高い強度と硬度を持ち、加工がしやすいため、精密機械の部品に最適です。
また、熱処理を施すことでさらなる強度や耐摩耗性を付加することができます。
適度な靭性と強度を持ちながら、耐久性に優れているため、長期間の使用にも耐えられます。
まとめ
これらの鋼材は、それぞれ異なる特性を持ち、さまざまな用途に応じて選ばれます。
詳しくは鋼材メーカーやJIS規格などの公式ホームページをご確認ください。
※あくまでも本ブログの内容は試験対策の暗記方法としての解説です。正確な詳細や用途は各公式HP等をご確認ください。
効率的な勉強法は、過去問を解き続けること。
過去問の重要性
とにかく出題範囲が広いため、本、アプリ、他のサイトでも、なんでもよいので過去問を解くことが最重要。
なぜなら、例年、過去問から選択肢が出題されていますから、正解の選択肢を多く覚える事が、合格の近道です。
そして、応用問題という足切りシステムを攻略するカギは、残念ながら、過去問を解き続けることしかありません。
語呂合わせの活用
試験対策としては、正確な数字の丸暗記が必須です。語呂合わせや覚えやすいフレーズをつかって覚えましょう。
いかにして、試験中にスムーズに思い出せるかどうかが、合否に大きく影響します。
ここの詰めが甘いと、本番で、ひっかけ問題にやられます。苦手な部分は、何度も何度も繰り返して学習しましょう。
法規法令の確認も大事。
労働安全衛生法や建築基準法などは、改正される事があります。
このブログは2024年の法律を基にしていますから、最新の法規法令を常に確認し、正確な情報を得ることが重要。
各公式HPを定期的にチェックし、アップデートされた情報に注意を払うことが大切で、これは現場で活きる知識です。
本日も、お読みいただき、ありがとうございます。
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