一級建築施工管理技術検定: 給水方式の種類と覚え方
このブログでは、2024年を基準とした情報をもとに、一級建築施工管理技術検定に出題されやすい問題の覚え方や、効率的な勉強法を詳しく解説します。
法規法令や過去問の重要性を強調し、独自の見解を提供しますが、最新の情報は必ず各公式HPで確認してください。
給水関連の問題は、過去問にも多くありますが、聞き慣れない用語なので分かりにくいと感じてしまうかもしれませんが、各用語とパターンを理解すれば、比較的、かんたんに答えが導き出せる問題です。
まずは、各給水方式のポイントをしっかりと学習し、問題文から答えを連想できるようにしていきましょう。
ポンプ直送方式
ポンプ直送方式は、水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に、給水ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式です。
一般に、建築物が停電した際は給水することができません。
受水槽と給水箇所の中間にポンプがあります。
受水槽が有り、ポンプも必要な方式です。
水道直結増圧方式
水道直結増圧方式とは、水道本管の圧力に加えて増圧ポンプによって建築物内の必要箇所に給水する方式です。
一般に水道本管への逆流を防ぐため、逆流防止器を設置します。
ポンプによる増圧をして直結しており、水槽は無いです。
高置水槽方式
高置水槽方式は、水道本管からの水を受水槽へ貯水した後に、屋上等に設置した高置水槽へ揚水し、そこから重力を利用して建築物内の必要箇所に給水する方式です。
この方式は、団地など大規模な建築物にも適用可能です。
高い所にある水槽へ水を送っていますので、ポンプが必要となります。
水道直結直圧方式
水道直結直圧方式は、水道本管の圧力を利用して建築物内の必要箇所に給水する方式であり、一般に、3階建て以下の小規模な建築物に適用されます。
水道引き込み管にポンプを直結する方式も含まれます。一般に、戸建て住宅は、この方式が多いです。
直結している為、ポンプも水槽も不必要となります。
圧力水槽方式
圧力水槽方式は、受水槽の水をポンプで圧力水槽に送水し、圧力水槽内の空気を加圧して、その圧力によって各所に給水する方式です。
つまり、圧力水槽に水を送る為の、ポンプが必要となります。
暗記する為のポイント
水槽⇒ポンプ
水を貯める為にはポンプが必要だと覚えましょう。
直結⇒ポンプが不要
建物に直結するからポンプは無いと覚えましょう。
-
直結方式: 水道管と建物を直結させる方式。ポンプが不要です。
-
水槽方式: 受水槽や高置水槽を利用する方式。ポンプが必要です。
※ポンプ直結≠水槽
ポンプがあっても直結であれば、水槽が不要ですから、
このパターンには注意しましょう。
それぞれの名称と意味を理解することで、試験対策が効果的になります。
給水方式の暗記ポイント解説
- 水槽があるということは、ポンプによって、水を給水している。
- ポンプがあるということは、直結方式以外では、水を貯める水槽が必要となる。
- 直結の場合は、水槽が無いのですが、ポンプでの増圧をするケースがあります。
- 上記の関連性を覚えておくことで、問題文にある、水槽やポンプというキーワードから正解が連想できるようになります。
まとめ
独学で1級建築施工管理技士を目指す方にとって、効率的な勉強法と計画が合格への鍵です。
建築施工管理技士を目指す方にとって、建設に関連した基礎知識と、法規法令の理解は非常に重要です。
特に、法規法令の理解は欠かせません。
なるべく簡単に暗記できる方法、かんたんな暗記術を紹介しながら、試験対策をしていきます。
このブログを活用して、目標達成に向けて一緒に頑張りましょう!皆さんの合格を心から応援しています。
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